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北極グマ(シロクマ、アイスベアとも呼ばれる)は絶滅危惧種である。特に近年地球温暖化による影響が懸念されている。極北カナダでは
10 月になるとそれまで陸上の内陸部で生活していた北極グマがハドソン湾の町チャーチルの近郊に続々と集ってくる。生物学者によるとその数
1200 頭を超えており世界でもこれほど一箇所に集中する場所はない。では、何故北極グマがこの場所に集るのだろう。北極グマの好物はアザラシで北極海周辺に生息している。カナダのハドソン湾はチャーチル周辺が一番早く結氷を始め北極海へと続く氷のルートができるのだ。その為、お腹を空かせた北極グマたちが海岸線でまだか、まだかとその結氷を待っているのである
。ところが、最近地球温暖化の影響でハドソン湾の結氷する時期に異変が起きている。例年に比べると2週間から3 週間結氷が遅くなり、その氷が溶けるのも早くなっていると言われている。結果、北極グマたちは長く餌のない海岸に足止めされ、氷が溶けるのに合わせて早く北極海を去らなければならない。夏の間ほとんど食べ物を口にしないこの地域の北極グマにとって冬の間にアザラシを十分捕食できないことは死活問題である。
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